Mayuko Nitta

『人生フルーツ』上映会&伏原健之監督トーク

2023年10月1日(日)、南相馬市原町区にある築100年の映画館「朝日座」にて、映画『人生フルーツ』の上映会と、伏原健之監督をお迎えしてのトークイベントを開催いたしました。

主催したunitAは、2019年に南相馬市主催のリノベーションスクールに参加し、「朝日座」とその向かいにある「朝日食堂」の活用について共に考えたメンバー。コロナ禍を経て、ようやくこの歴史ある場所で念願の企画を実現することができました。

当日は、150名を超える皆さんと泣いて、笑って、同じ時間を共有。 この場所が持つ記憶と、映画が描く「コツコツ、ゆっくり」という時の積み重ねが響き合う、あたたかな一日となりました。

映画上映やアフタートークに加え、私たちならではの企画も行いました。

前売券をご購入いただいた方には、メンバー手作りの「凍天(しみてん)」付きチケットをご用意。

凍天とは、福島県の保存食「凍み餅」をドーナツ生地で包み揚げた郷土菓子です。

ロビーでは南相馬在住のお2人にも協力いただきました。

「café niconico-do」さんに出店いただき、朝日座や「人生フルーツ」をイメージした特製焼き菓子を販売。また、画家・絵本作家の小原風子さんとともに、葉っぱのフロッタージュを行い、メッセージを書くワークショップも開催しました。

ワークショップでは、映画のテーマである風や雑木林にちなみ、小学生から80代までの参加者が、いろんな形のフロッタージュした葉っぱに、映画を見て心に残った言葉や、暮らしの中で大切にしたいことを綴ってくださいました。

その葉っぱを映画館の柱を幹に見立て吊るし、「みんなの木」が完成。ゆらゆらと揺れる言葉たちが、空間におだやかな温もりを生み出していました。

朝日座は1991年に閉館しましたが、「初デートは朝日座だった」「唯一の娯楽で楽しみだった」と語る声をこれまで多く聞いてきました。それぞれの心の中に、宝物のように残る場所です。

そうした方々によろこんでいただけるように。また、今回の上映会が、これまで訪れたことのなかった方々にとっても、この場所を知るきっかけとなり、未来へつながる小さな一歩となればと願っています。

ご来場いただいた皆さま、そして開催にあたりお力添えをいただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

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